今回はちょっと個人的なお話しを書くことをお許し下さい。
私が 家族の介護をしていた時の話です。
父は脳梗塞で倒れたのをきっかけに、いくつか介護サービス等のお世話になりました。
病院 在宅 グループホーム 老人ホーム (その間 入退院を繰り返し)
そのきっかけから寝たきりの状態になり看取りまでの期間が10数年ありました。
ケアマネ―ジャーさんというものに必要なサービスを選んで頂き、
世の中にはいい人がいて便利なサービスがあるものだと思いました。
施設に入り プロのお世話をして頂けるのだから安心だと思いました。
必要な時は医療の世話を受け 時々 先生が見てくれるのだからと安堵しました。
ある日、施設から父の食事が2週間くらい摂れていないと連絡がありました。
施設に行くと 先生が太ももにできた褥瘡の手当てをしていました。
病院で検査を受けた結果は誤嚥性肺炎。
胃ろうをつくるなどの延命処置をしないと既に命が危ない状態にあり、
肺の中に過去に肺炎を起こした痕が2回あるとのことでした。
慌ただしく 医療従事者のいる施設や 胃ろうについて調べはじめました
そんな中で…
プロの人に毎日お世話を受けていて褥瘡ができるものなのか
食事がとれていないことを もっと早く報告してくれないものなのか
肺炎が2度も起きていて 周囲の誰も気づかないものなのか
そんな中で ある思いが一番強く頭の中にありました。
<自分がもっと早く気づいてあげられたら>
お客様の中には サービスに対して監視するような態度や
口を はさんでくるようなご家族様がいるかもしれません。
そんな時には、こう思って頂けると少しは気が楽になるかもしれません。
「この人は ただ家族が心配なだけ」