暑い夏から涼しい秋へと季節が移り
快適な毎日を過ごそう!と思いきや、
なぜか体がバテた気がする。。。
今回は、
この【秋バテ】の症状とメカニズム、
克服のポイントについて紹介します。
血のめぐりをよくして
自律神経のバランスを戻そう
【秋バテ】の原因は、体の調子をコントロールする
自律神経の調節能力が狂うこと。
夏場、冷房で室温を下げることで、
室外との温度差が大きくなり、
暑いのに汗がかけなくなる症状が出てくる。
また、冷房の効いた部屋で
ビールなど冷えたものをとる食生活を続けていると
胃腸を冷やして、内臓の機能を下げてしまい、
血のめぐりが悪くなることも原因のひとつ。
この体質を改善しないまま
秋の低気圧が通過する季節に入ると、
気圧が低く酸素が薄くなるために、
自律神経にある体をリラックスさせる
副交感神経が優位になって、
目は覚めているのに
体がダルくて疲れが抜けなくなる。
こうした【秋バテ】を克服するにはどうすればいいのか。
以下のポイントを参考にしたい。
◆適度な運動◆
日常生活で《イヤなこと・少しキツイ運動》を
心がける。
例えば、
洗濯物を1枚干すたびに1回しゃがむ。
外出時は階段を使い、大股、早足で歩く。
電車に乗る時は、座らないで立つ。
これだけで普段と2割増の運動量になる。
◆あっため食材◆
まず、冷たいものをとらない。
次に、温かいうどん・そばなど、
体温より温度が高い食べ物を取る。
それでも不調の時は、
体を温める食材にこだわって
食べるように心がける。
◆よく噛む食事◆
1回30回以上噛む。
よく噛むと、神経ヒスタミンが分泌されて
満腹感が得られる。
また、内臓脂肪が燃焼されて
体温が上がるので痩せる効果もある。
さらには、アドレナリンが下がって
リラックス効果もあるので、
一石三得の効果を得られる。
◆ぬるめのお風呂◆
40度以下のお風呂に
約30分つかると体温がゆっくりと上がっていく。
心臓が弱い人を除いて、
血管により水圧がかかる《全身浴》が
血のめぐりの良いのでおすすめ。
このほか、
温める場所を変えられる
湯たんぽやポケットカイロの持参もおすすめ。
以上のような取り組みを
3週間から1ヶ月続けると
自律神経のバランスを調節する能力が
戻ってくる。
一点集中型の男性
不調を感じたら
即克服を
男性はどちらかといえば一点集中型。
仕事が一番と思っている時は
冷えなどの不調も無視する人が多いが、
悪化すると、うつなどの病気につながりかねない。
少しでも、秋バテを感じたら
すぐに克服に取り組みましょう。
今回の記事は
東京有明医療大学教授
川嶋朗さんのインタビューを
参考にしました。