アメリカ「Life」誌が1998年に行ったアンケート「この1000年間で最も偉大な功績を残した世界の
100人」で、日本で唯一選ばれた葛飾北斎。
葛飾北斎は(1760~1849)、現在の墨田区に生まれました。90年の生涯のうち、93回も引っ越しを
したと言われていますが、そのほとんどを「すみだ」で過ごしながら多くの作品を残しました。作品の中には
両国橋や三囲神社等、当時の墨田の景色を描いたものがみられます。
北斎53歳の時に「ホクサイスケッチ」の名前で世界的に知られている「北斎漫画」の製作が始められ、
70歳代(1831年頃)「冨嶽三十六景」を始めとする錦絵の名品が生み出されます。それまで浮世絵には
風景画と称されるジャンルは存在しませんでしたが、「冨嶽三十六景」の大流行により、風景画と言う
ジャンルを確立しました。これは北斎の偉大な業績の1つです。1834年には)「冨嶽百景」を刊行、
肉筆画に精力を注ぎました。
信州の小布施には「北斎館」があり、上町祭屋台天井絵(男浪)東町祭屋台天井絵(鳳凰)がよく紹介
されています。
何時でも行けると思っていてなかなか行けませんが北斎、今年こそ行くぞ北斎美術館