父:
左腕真っ直ぐ出してみなボーイ。そのままぐるっと一回転しろ。よし。今お前の拳がひいた円の大きさが、だいたいお前っていう人間の大きさだ。言ってることがわかるかボーイ。その円の真ん中に居座って、手が届く範囲のもんにだけ手を出してりゃお前は傷つかずに生きていける。そういう生き方どう思う?
少年「だせえ」
父:
ボクシングとはなんぞや。その円を己の拳で突き破って外から何かを奪い取ってくる。外には手強い奴がいっぱいいるぞ。そいつがお前の円の中に入り込んでくる。殴るのもいてえし、殴られるのもいてえってこった。それでもやるのか。円の中にいる方が安全だぞ。
少年「やる」
(金城一紀『GO』映画 より)
「誰でもが一度は通る道だよ。自分の力を過信して、転ぶんだ。でも、そこから先は、ふたつのパターンしかない。怖がって限界の中で 折り合いをつけていくか、諦めずに限界以上のものを追い求めるか。何度でも転んで重力を知り尽くして、いつか飼い馴らしてやればいい。そしたら、空だって 飛べるようになるよ」
(金城一紀『フライ,ダディ,フライ』 文庫:p151)
なんて、
思ってたんと違う結果になる時もあって、悔しい時なんかもある村橋です。
いつでも前向きな人間なんていないし、成功し続ける人なんかもいないです。てか、9割が思ってたんとは違ってたりします。
それが世の中ってもんです。
なので悩まない人なんかいません。
そんな時は、大学生ぐらいかな…昔読んだり、映画で観た時の金城一紀作品の上記の名シーンが頭によぎったりします。
まぁようは、ビビってたら何もできないってことです。
ということで、今日のラーメン日記です。
亀戸の『つけ麺 一合』さんです。
めっちゃ美味しかった…
こんな美味しいとこが亀戸にあったなんて…
大盛360g。
ビビってたらいかん!と気合でいったんですが、お腹パンパンで後半ひぃひぃ言ってました。
「だせぇ」