「僕が思うに、我々は、記憶と云うものが生きていく上で必要不可欠なものなんだと―――脳に思い込まされているんじゃないでしょうかね」
「実際、忘却は恐ろしいことです。見聞きしたものごとが、学んだことが、自分の過去が、何もかもわからなくなってしまうなんて、怖いですよ。立っている地べたが抜けてしまうような心細さがあります。一方で、人は忘れることで何とか生きている。---とも云えるんじゃないですか。」
京極夏彦「鵼の碑」より
こんにちは、村橋です。
今日はお休みということで、家でひたすら本読んで寝ての繰り返しでした。
「鵼の碑」まだまだ序盤なんですが、記憶の話になると、つい認知症について考えてしまうのは職業病でしょうかね。
記憶は意図的に出し入れできれば、いいんだろうなぁ、とも思いますが、それはそれで弊害もたくさんあるんだろうな、とどっちがいいんだろう…
う~ん…と考えてしまいます。
ということで、今日のお昼ご飯の牛とじです。
朝から吉野家の牛丼食べて、やっぱ一番うまいなー、と思いお昼はさすがに味変。
卵でとじたれ!となったわけです。
見た目以上に美味しかったです。
大学生の時から卵でなんでもとじるのが好きで、卵を卵でとじるという必殺の貧乏飯を一人で開発して大満足してました。
てことは20年以上とじてるわけですね。
年月ってあっという間ですね。本当に。
死ぬまでに、僕はあと何回とじるんでしょうかね。
わけわかんないと思いますが、
そんな卵とじを作って、
うまくできるかなぁってドキドキして、
「うまいなー」って感動して、
って超ちいさな幸せだけど、
そんな瞬間が、なんかめっちゃ大事な気がします。