魚は、生まれ乍らに水中にいる。そして、水の中で死ぬ。
四方八方、自由に動く。進んでいる方が常に前だ。
単純で潔い。
その、単純さや潔さを、あの眼が象徴している。
初めて真横から魚を見た日から、ずっと好きだ。
魚は、あの眼(センサ)から受容した情報をどのように理解しているのか、魚にはどんな風に世界が見えているのか。
魚の
眼が欲しい。
榎木津礼二郎は、そう思った。
京極夏彦『百鬼夜行-陽』
読み終えました。村橋です。
『鵼の碑』のスピンオフのような作品ということで、読まねば!となったんですが、京極作品の中で唯一の未読作品だったことに気づいてしまいました。
感想としては、
さすがです。
めちゃめちゃ面白かった…一日で一気に読んじゃいました。
中禅寺が、関口が、木場修が、そして榎木津礼二郎が最近頭の中で10年以上ぶりに躍動しています。
気持ちいいです。
榎木津さんが出てくると、なんだか難しい問題も馬鹿馬鹿しく感じさせてくれ、陰鬱した問題もぶっ飛ばしてくれる感じでスッキリして、最高なんです。
この作品は、いつの作品だろう、と調べたら2012年3月に発売て…
で、11年後の2023年後にメインとなる『鵼の碑』が出るって…
京極夏彦さんの頭の中はどうなっているんだ。天才的すぎて、もう怖いです。
それはそうと、今日は結婚記念日でした!
2009年の1月3日に入籍し、なんとまる15年!
京極作品ぐらい凄いんですが、あっという間すぎて、それは全然怖くないです(^-^)
自分としては、いい意味で何も変わってない、っていつも思います。もちろん老化はしまくってますが、中身は何にも変わってないのでびっくりです。昔は15年もたてばなんだかんだで色々変わるのかなーって漠然と思ってましたが、びっくりするぐらい変わらんもんです。
ちびっ子達はちょっと義母に預けて普段行けないようなお店で食事をするのが恒例となってきてるんですが、
今年は鉄板焼き屋さん。
比較的最近できた金町駅からすぐの『なかはた』さん。
初めて行ったんですが、結構美味しかったです。バイクで行ったので飲めなかったですが、ビール飲みたくなるー!って感じです。
そして、ちょっと一息。
カフェは大好きなんですが、普段は中々行かないのでこういう日に行くんです。
ホットをトールで頼んでしまったけど、量が多すぎでビックリでした。ホットはスモールで十分です。
奥さんが頼んだやつです。
飲まなかったですが、
映えますな。
少しの時間ですが、いい時間でした。
ちびっ子達も、預かってくれる親戚の方達も、いつもめっちゃ協力的で、有難いなぁって思います。
まだまだ何年もこんな感じでいきたいな、なんて思います。