寒さが厳しい2月は、「寒仕込み」と言って味噌作りの季節です。発酵食品である味噌は、気温の低い時季に
仕込んでゆっくり発酵を促し、少しずつ暖かくなる気候の中で熟成させると、より深い味わいになります。
味噌作りは難しいものではありません。お子さんとでも作ってみませんか?
大豆・・手軽に作るなら「煮大豆」、煮る所から作るなら「乾燥大豆」
麹・・・定番は米麹ですが、甘めが好きなら麦麹もおすすめです。
塩・・・天然の塩を使用
割合は大豆(乾燥)1:麹1:塩2分の1(甘口味噌は、麹の量を1.5~2倍に増やします。)
1、大豆を煮る(一晩水に浸けた大豆を3倍量の水で弱火で5~6時間煮る。
2、大豆をつぶす(熱いうちにつぶす。厚手のポリ袋に入れ、足で踏んでもOK
3、混ぜる(塩と麹を入れて混ぜ、つぶした大豆を加えて混ぜる。
4、丸める(空気を抜いて容器に詰める為、硬めのボール状に丸める
5、容器に詰める(仕込み容器に詰め、1段入れたら平らにつぶすを繰り返す。インターネットで写真入りで様々な説明が出ています。ご自身が好きな映像から選んで参考にしてください。
※熟成中カビが生える事がありますが、カビはプロが作っても生える物で、カビの色に注意。白いカビは「産膜
酵母と呼ばれる酵母菌の一種で味噌の発酵・熟成にとって重要な微生物です。身体に害はなく熟成中は
取り除かなくて大丈夫。出来上がり後は取り除いてOK。青いカビ(黒・紫等カラフル系)はカビの周りも一緒に
5mmから1cm程度取り除き、取り除いた後に平らにし、新しいラップで表面を覆う。
作り方の工程は至ってシンプル。同じ原料で仕込んでも、人それぞれの味が出るのが手作り味噌の面白い所です。
この季節の手仕事なので、味噌作りセットや煮大豆も売られています。