こんにちは。
介護の基礎知識のブログ、今回のテーマは「ADL」です。
ADLという言葉は介護業界ではよく使われる用語ですが
知らない人からすると何のことだか想像しにくいものですね。
というか、世の中には3文字のアルファベットシリーズが多過ぎ!
何が何だかわからない! というのはわたしの想いですが・・・
ADLはActivity of Daily Livingの略です。
英語が苦手なわたしにとっては
3文字のアルファベットを長くしても理解度は変わりません。
日本語にすると「日常生活動作」です。
日常生活の中でごく当たり前に行っている行動のことです。
具体的にはこんなものがあります。
*食事
*整容(洗顔、歯磨きなど)
*入浴、清拭
*更衣
*トイレでの動作(着脱など)
*トイレの便器に座る・立つ
*排泄
*ベッドや椅子に座る・立つ
*浴槽をまたぐ、お風呂場に入る
*歩行、車いすなどで移動する
*階段の昇降
*コミュニケーションをとる
(相手の話を理解する、自分の考えを伝える)
*人と交流を図る
*記憶する
まあ、いろいろ書きましたが、
いわゆる日常的な動作です。
さらに、このような動作ができるかを、
*問題なくできる
*時間がかかったり、見守ることでできる
*少しの手助けでできる
*ほとんど他人の手を借りなければできない
などの段階でみていきます。
こうしてADLの状態がどのくらいかを評価します。
また、ADLの中には
日常的にやっているものと
普段はやっていないけれどできるもの、にも分けられます。
このように
日常の動作を細かく評価することで
どこに、どのくらいの介助が必要か、を分析していく材料にしていきます。
例えば怪我をしてしまい、歩けなくなってしまった時などは
一時的にADLは下がりますが
怪我が治ればADLも回復します。
その方の状態を把握するためのものなので
一度評価すれば終わり、ではなく
適切な頻度でみていくことが必要になります。
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