こんにちは。
前回の基礎知識で「認定調査とは?」をご紹介しましたが
第9回目はその続き。
実際にどんな調査項目があるのかをご紹介します♪
今回はほぼ解説なしで調査項目を書いています。
興味のない方は読み飛ばしてください・・・(スミマセン)
「認定調査(基礎調査)」の項目
1)身体機能・起居動作(体が動くかどうか)
*体に麻痺があるか
*拘縮(関節の動きに制限があること)があるか
*寝返りができるか
*起き上がりができるか
*座ったままの姿勢を保てるか
*両足で立った姿勢を保てるか
*歩くことができるか
*座った状態から立ち上がることができるか
*片足で立てるか
*全身を洗うことができるか
*爪を切ることができるか
*視力に問題はあるか
*聴力に問題はあるか
2)生活機能(生活する上での動作ができるかどうか)
*ベッドから車いす、車いすから便座などに乗り移ることができるか
*居室からトイレや浴室へなど移動することができるか
*食べ物・飲み物を飲むことができるか
*食事はできるか
*排尿はできるか
*排便はできるか
*歯磨き、うがいなどはできるか
*洗顔はできるか
*整髪はできるか
*上着の着脱はできるか
*ズボン等の着脱はできるか
*外出する頻度はどの程度か
3)認知機能(記憶、言葉を使う、考えるなどはどうか)
*自分の意思を他の人に伝えることはできるか
*毎日の日課を理解することはできるか
*自分の生年月日や年齢を言うことはできるか
*直前に何をしていたか思い出すことはできるか
*自分の名前は言えるか
*今の季節を理解することはできるか
*自分のいる場所を理解することはできるか
*徘徊(家の中や外を一人で歩き回る)はあるか
*外出した場所から自分の家に戻れなくなることはあるか
4)精神・行動障害
*物を盗られたなど、被害的になるか
*作り話をするか
*泣いたり笑ったりと感情が不安定になるか
*昼夜逆転(昼に寝て、夜に起きていること)があるか
*しつこく同じ話をするか
*大声を出すか
*介護を受けることに抵抗するか
*「家に帰る」等と言い、落ち着きがなくなるか
*一人で外に出たがり、目が離せないか
*いろいろな物を集めたり、無断で持ってくるか
*物を壊したり、衣類を破いたりするか
*ひどい物忘れがあるか
*意味もなく独り言や、独り笑いをするか
*自分勝手に行動するか
*話がまとまらず、会話にならないか
5)社会生活への適応
*薬の内服ができるか
*金銭の管理ができるか
*日常の意思決定ができるか
*集団への不適応があるか
*買い物ができるか
*簡単な調理ができるか
6)過去14日に特別な医療を受けたか
*点滴の管理
*中心静脈栄養
*透析
*ストーマ(人工肛門)
*酸素療法
*レスピレーター(人工呼吸器)
*気管切開
*疼痛の看護
*経管栄養
*モニター測定(血圧、心拍、酸素飽和度等)の対応
*褥瘡(じょくそう)の処置
*カテーテル(コンドームカテーテル、留置カテーテル、ウロストーマ等)
いかがですか?
これらの項目は単に「YES・NO」で答えるものばかりではなく
「できる時もある」「声をかければできる」「ちょっと手を貸せばできる」など
状況によってできる、できない、ある、ないが変わることもありますよね。
調査を受ける時は
できるだけ状況がわかるように伝えることが重要になってきます。
普段の生活の状況を・・・とはいえ、この量です。
適切に介護サービスが受けられるようになるためにも
事前にどんなことを聞かれるか
確認しておくといいと思います。
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