前回「小規模多機能型居宅介護」のサービスについてのご紹介をしましたが
今回はラックの小規模多機能型居宅介護「ラックの空」での導入事例をご紹介!
「こんなことができるんだ」というイメージがわけば幸いです。
~導入事例 その3~
≪ご利用した方≫
・79歳・男性・要介護3
・奥様と2人暮らし
≪ご利用前の経緯≫
高次脳機能障害からの認知症。
奥様はフルタイムで仕事をされている。
デイサービスを利用していたが、
朝起きられないため、通うことができず、
奥様がやむなく仕事を休むこともしばしば。
せん妄による激怒、暴力行為もあり、
入浴も難しいため、
今まで利用していたデイサービスの利用を断られる。
課題となる点は、
朝起きられないことが多く、
決まった時間の送迎が難しいこと。
せん妄による奥様への暴力行為(首を絞められたこともある)があること。
奥様が仕事を続けるのが困難になってきており、
お子様はいるが、定期的な介護協力は難しいこと。
≪「ラックの空」ならではの対応≫
奥様が安心して仕事を続けるために、
日曜日以外の毎日の利用となりました。
※本来は、ご自宅での生活を維持するためのサービスなので、
「通い(デイサービス)」の毎日の利用は特別な事情の時のみ。
朝のお迎え時間は9時と決めてあるものの、
起きられなかった場合には、11時までなら随時お迎えを行ない、
11時以降は、家族がラックの空まで送ってきていただければ、
何時からでも「通い」の利用をお受けすることに。
お送りは、奥様がご自宅に帰られる17時半としました。
まずは、ラックの空に慣れていただくよう、こまめに声掛けしました。
せん妄状態の時には、傾聴に徹し、
暴言・暴力などの危険がある場合は少し離れて見守り、
スタッフを変えながら、別室に案内するなどの対応をしました。
当初は入浴も難しく、
5回お誘いして、1回成功するかどうかでしたが、
ご利用1年ほどで、ずいぶんと落ち着かれ、
週に2~3回は入浴できるようになりました。
現在も月曜日から土曜日までの「通い」を利用されていますが、
ご自宅での生活も大切にしていただきたいため、
奥様と相談の上、
水曜日だけ16時にご自宅にお送りするプランへ変更。
「泊り」もできるようになったため、
月に2~3回「泊り」利用をされています。
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→その他のご利用事例も
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ラックの小規模多機能型居宅介護は
墨田区・江戸川区でご利用可能!