前回「小規模多機能型居宅介護」のサービスについてのご紹介をしましたが
今回はラックの小規模多機能型居宅介護「ラックの空」での導入事例をご紹介!
「こんなことができるんだ」というイメージがわけば幸いです。
~導入事例 その2~
≪ご利用した方≫
・81歳・男性・要介護2
・奥様と2人暮らし
・介護サービスの利用は初めて
≪ご利用前の経緯≫
アルコール依存(通院治療中)からの認知症の疑い。
徐々に無気力になり、
外出も嫌がり、1日のほとんどをテレビの前のソファに座って過ごす。
奥様からの問いかけにも反応薄く、会話が成り立たない。
入浴もできず、週に1~2回 奥様が体を拭いている状態。
包括支援センターからデイサービスの案内を受けるが
「行かない」とかたくなに拒否がある。
≪「ラックの空」ならではの対応≫
外に連れ出すことが困難なため、
奥様以外の人(スタッフ)が、本人に関わる事で
気持ちを前向きに持っていき、頃合いを見て外に連れ出し、
最終的には、ラックの空に通ってきていただこうと、プランを立てました。
まずは、週に4回、ご本人の負担にならない20分程度の「訪問」をスタート。
当初はまったく反応のないご本人に、
奥様からの情報を基に、興味のありそうな言葉かけをし、
訪問するスタッフも、さまざまな年齢、性別、キャラクターにし、
どういう「問いかけ」が効果的かを情報交換し、訪問を続けました。
そうしたことを1か月ほど続けると、会話が成り立つように。
奥様となら近所に出かけることもできるようになりました。
スタッフが訪問することに慣れてきた頃合いを見て、
「外に一緒に出ましょう!」
「入浴が嫌ならご自宅で足浴しましょう」と誘っているうちに、
「外には自分で行けるよ」と
ゴミ出しを自分の仕事として毎回行なうようになり、
「足浴するくらいなら、自分で風呂に入る」と
ご自宅で週1回程度の入浴ができるようになりました。
サービス開始から3か月が過ぎた頃。
当初の無気力状態を脱し、
外にも行けるように、入浴もできるようになってきました。
奥様と本人の希望もあり、訪問回数は週1回に減らしました。
今後は、ご本人の状態を注意深くみながら、
しばらくは、ラックの空の利用を続けています。
状態がさらに改善したら、
ラックの空を卒業し、
通常のデイサービスのみの利用も検討できそうだと思われます。
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ラックの小規模多機能型居宅介護は
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